住めば都か、住まずは鄙か

春だー。

エアコンを使うかどうか迷い、乾燥はし、まだ花粉症という恐ろしいアレルギー性鼻炎にかかっていないとはいえ外で洗濯物を干すのがはばかられる季節。よいのは桜餅が売り出されることぐらい。ちくせう。

東京でも桜が咲いたそうで、目黒川だかのお花見スポットに人が大勢集まってるようですね。なんか桜より人の方が多いお花見ってそれもうお人見みたいな感じになりそうだなあとニュースを見て思った今日です。まどべですどうも。

noteが地味に使いづらかったので今流行りのはてなブログに乗っかったよ。

かといって私日常系の話という名の自分語りは地味にたくさんしてるし、書くとしても最近読んだ本のレビューとか(乙川優三郎さんの『二十五年後の読書』が面白かったです)今見てるyoutuberの話とか、そんなものしかないし......実況はツイッターで散々言ってるし(そげの新作実況見てください。FPS視点の幽霊船を舞台にしたアーティスティックな推理ゲームなので絵じゃ伝えることができないんです。part1しかまだ出てないからお願いします見て。見て。これ投稿した後URL貼るから。)なんか最近引っ越したのでそのこと書きますね。実況じゃなくてごめんなさい。

 

東京に引っ越しました。北海道出身元群馬在住が匍匐前進のごとく都会ににじり寄り、ついにこの間転入届を出しました。60分待ちにうへーと思いながらfreewi-fiで動画見てたらいつの間にか順番が来てたのでオタクってつええなと思います。ちなみに3分で終わりました。

さすがに旅行やイベントで山ほど行ってるし、満員電車も経験したことあるから「はー、これが東京だっぺ~」とはならないけども、やっぱりここ数週間住んで新鮮なことがいっぱいあります。結論から言うと「どんな場所も住んでみないとわからない」です。

 

まず物価。安い。いや金の話かと思うけど安いのほんと。東京=高いは家賃だけなんだなと思います。

北海道にしろ群馬にしろ、地元のものはもちろん安いし美味しいわけです。でも例えば高知県産の鰹とか宮崎県産のきゅうりとか、富山県産のブリとか、沖縄の海ブドウとかって結局東京にはかなわないんですよね。市場の中心なんだから。

それは質という意味もあるし大量に消費するが故の価格の安さもあります。生鮮食品は飛行機で運ぶわけですから輸送費はもちろんかかりますが、それはどこに行っても同じこと。近隣の県以外みんな一緒の条件なら一度経由する可能性は高くさらに多く卸される東京に美味しいものが集まるのは必然だし、普通に日本最大の貿易港である成田空港ある(空港も港に含まれます)から国外問わないし、いろんな場所から取り寄せられるだけのポテンシャルがあるんですね。でっかい市場あるし。さすが首都。

それだけじゃなくて質の幅がでけえのなんのって。最近自炊を始めたとはいえ基本外食だった私ですが、外食にしてもスーパーで適当に買った野菜で焼きそばをつくるにしてもいろんな価格帯がある。これ嬉しい。

もちろん地元にも安いスーパー、少しお高い系のデパート風スーパー、郊外の大型商業施設といろいろあったけどやっぱり東京はすげえ、人の優先度にコミットしてる。さながら食のRIZAPよ。

紅茶や緑茶を淹れるのが好きな私としては家の近くにお茶屋さんがあって歓喜したし、少し電車に乗れば個人商店からルピシアみたいなチェーンの紅茶専門店まであふれかえるほどあるのがただ嬉しい。人によって「これにお金使おう。これは別に安くていいや」というものは違うから、それに高いなり低いなりマッチしてもらえる。それができないところは補える。そう、amazonならねっ!

まあネットショッピングの利点は需要がそこまで多くなくても長期的にぽつぽつ売れる商品を売るのに適しているのであって、いろんな場所に届けられるっていうのは早さ的に便利という以前に必要なんだよなあ。売り手側からしても。

だから嬉しいとは思いつつ以前より早く届くようになった配達が妙に「これを売りにするのはちょっとちがうんじゃないかなあ」と思わなくもなかったり。関係ないか。

あといろんなものが見れるというのはやっぱ東京だなあと思いました。4月から忙しくなるけれど今実質ニート生活みたいなもんなのでいろんな場所に赴いてるわけですが、いやあ椎名林檎の言うとおりだ。「東京は愛せど 何もない」だわ。いい意味で。

別に行きたい場所がないんですよね。新宿や池袋は「待ち合わせと乗り換えの場所」、原宿は「友達とテンションが高い時に行ってみて生気が吸い取られる場所」、渋谷は「行ったことない、なんか縁がない場所」みたいな感じで、用途はあるけど行きたいところはないみたいな。

でも放浪癖に身を任せてかるーい散歩をしてみると意外と面白くて、食べログで適当に一人で入れそうな店探して入るというボッチ満喫が容易にできる。

昔高校三年の冬に周りの受験モードがなんか嫌で土曜日の模試サボって一人行った美瑛を思い出した。エビフライ定食美味しかったなあ。

こういう突拍子もないことを安く気軽にできるのは都会のよいとこだなあと思うわけです。

ただ一人になれない。これはよくない。外出て人がいるの、すごい。(急な語彙力の低下)

まあ防犯的な面でいうと人気がないのも困るんですが、でも空き巣に入っては居合わせたらだれでも命の危機はあるからなあ。

自分の家が本当の意味で「home」になるんですね。自分の時間が必要な人は自宅をないがしろにしちゃいけないなあとあらためて思いました。

たとえ前より家が狭くなろうと衣住食を最低限しっかりとできる家は必要ですね。個人主義現代日本では特に。

おそとの居酒屋に単身突入して常連客と仲良くなるのも楽しいけれど、おうちで動画見ながらデスノートのLばりに体育座りしてカップ麺すするのも人には必要。朝から喫茶店でご飯食べたり気が向いて目玉焼き作ったり。選択肢があるのは大事ですな。ふぉろわーに「明治かそのあたりの文豪みたい」と言われた日常に楽しみを見出しまくってる人間の感想です。

もちろん北海道は大好きだし月末に行きつけの店の新年会に行くためだけに群馬に戻ったりもするので東京が一番だ!とは思わないけど。

住めば都は「住まないと都か鄙かもわからない」という意味でもあるのかなあと考える。午前11時。何してるんだ。

 

書きやすいからもしかしたら更新するかもしれない。飽き性だからしないかもしれない。

稚拙な文ですか暇つぶし程度によろしくお願いします。

 

まどべ